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ハーレーは何cc?モデル別排気量と免許を完全解説

ハーレーは何cc?モデル別排気量と免許を完全解説

ハーレーダビッドソンに興味を持ち始めたとき、多くの方が最初に感じる疑問が「ハーレーって、いったい何ccなの?」という点ではないでしょうか。

国産の大型バイクと比べても圧倒的な存在感を放つハーレーは、モデルによって975ccから1923cc、限定のCVOモデルにいたっては2212ccという幅広いラインナップを誇ります。種類が豊富なぶん、スポーツスターの排気量はいくつなのか、初心者でも乗りこなせるモデルはどれか、大型免許は必ず必要なのか、維持費はどれくらいかかるのかと、疑問が次々と湧いてきますよね。

Milwaukee-Eightといったエンジン名を耳にしても、最初はピンとこない方がほとんどです。私もハーレーを手にするまで、排気量や免許まわりの情報をかき集めるのに苦労しました。

この記事では、現行モデルから中古市場で人気の高い過去モデルまで排気量を一覧で整理し、必要な免許の取得方法や費用の目安、初心者におすすめの排気量の選び方まで、ひとつひとつ丁寧に解説します。ハーレーを選ぶための知識がこれ一本で揃いますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

本記事のポイント
  • ハーレーの現行エンジン・モデル別の排気量一覧
  • 大型免許が必要な排気量の基準と取得費用の目安
  • 初心者におすすめの排気量とモデルの選び方
  • 排気量によって変わる維持費の具体的な目安
目次

ハーレーは何cc?モデル別排気量を解説

ハーレーダビッドソンには、大きく分けてふたつの系統のエンジンが存在します。それぞれに特徴があり、搭載モデルや排気量も異なります。まずはエンジンの種類と排気量の基本を押さえておきましょう。その上で、スポーツスター系・ソフテイル系・ツーリング系の各モデル別に排気量を詳しく見ていきます。中古市場で人気の旧型モデルについても触れますので、購入検討の参考にしてください。

エンジン種類と排気量の基礎知識

エンジン種類と排気量の基礎知識

ハーレーダビッドソンの現行モデルには、主に「Revolution Max(レボリューションマックス)」「Milwaukee-Eight(ミルウォーキーエイト)」というふたつのエンジン系統が使われています。

Revolution Max(レボリューションマックス)

2021年以降に登場した、ハーレー初の水冷エンジンです。コンパクトで軽量な設計が特徴で、現代的な電子制御(ライディングモード・トラクションコントロールなど)を備えています。スポーツスター系やアドベンチャーモデルのパンアメリカに搭載されており、従来のハーレーとは一線を画すスポーティな走りが楽しめます。

Milwaukee-Eight(ミルウォーキーエイト)

ハーレーの「らしさ」を最も色濃く体現する空冷エンジンです。2017年に登場し、現在はソフテイル系・ツーリング系の主力エンジンとして広く使われています。低回転から湧き出る太いトルクと独特の鼓動感は、Milwaukee-Eightならではの魅力です。

エンジン名排気量冷却方式主な搭載モデル
Revolution Max 975T975cc水冷ナイトスター、ナイトスタースペシャル
Revolution Max 1250T1252cc水冷スポーツスターS、パンアメリカ1250
Milwaukee-Eight 1071745cc空冷ソフテイルスタンダード、ストリートボブ、ロードキング など
Milwaukee-Eight 1141868cc空冷ファットボーイ、ローライダー、ヘリテイジクラシック など
Milwaukee-Eight 1171923cc空冷ローライダーS、ブレイクアウト、ストリートグライドST など
Screamin’ Eagle 135(CVO)2212cc空冷CVOリミテッド、CVOストリートグライドなど限定モデル

「Milwaukee-Eight」の名前は、エンジンのバルブ数(8バルブ)に由来しています。ミルウォーキーはハーレーダビッドソンの創業地であるアメリカ・ウィスコンシン州ミルウォーキーを指しており、ブランドのルーツへの敬意が込められた命名です。

Milwaukee-Eight搭載モデルの排気量

Milwaukee-Eight搭載モデルの排気量

Milwaukee-Eightには107・114・117という3つの排気量バリエーションがあります。数字が大きくなるほど排気量も大きく、より力強いトルク感が得られます。どのモデルにどのエンジンが搭載されているかを把握しておくと、モデル選びがぐっとスムーズになります。

モデル名排気量エンジンカテゴリ
ソフテイルスタンダード1745ccMilwaukee-Eight 107ソフテイル
ストリートボブ1745ccMilwaukee-Eight 107ソフテイル
ロードキング1745ccMilwaukee-Eight 107ツーリング
ストリートグライド1745ccMilwaukee-Eight 107ツーリング
ファットボーイ1868ccMilwaukee-Eight 114ソフテイル
ローライダー1868ccMilwaukee-Eight 114ソフテイル
ヘリテイジクラシック1868ccMilwaukee-Eight 114ソフテイル
ストリートグライドスペシャル1868ccMilwaukee-Eight 114ツーリング
ウルトラリミテッド1868ccMilwaukee-Eight 114ツーリング
ローライダーS1923ccMilwaukee-Eight 117ソフテイル
ブレイクアウト1923ccMilwaukee-Eight 117ソフテイル
ストリートグライドST1923ccMilwaukee-Eight 117ツーリング
ロードグライドST1923ccMilwaukee-Eight 117ツーリング

Milwaukee-Eight 107・114・117の選び方のポイント

107は街乗りから長距離まで幅広く使えるバランス型、114はさらに力強いトルクが加わりツーリングでの余裕が増します。117は最大トルクを誇るハイパフォーマンス仕様で、パワー重視の方やカスタムのベース車両として人気です。

スポーツスター系は何ccが多いか

スポーツスター系は何ccが多いか

スポーツスター系は、ハーレーのなかでも比較的コンパクトで扱いやすい系統として知られています。現行ラインナップはRevolution Maxエンジンを搭載した新世代モデルに移行しており、従来の空冷スポーツスターとは設計思想が大きく異なります。

モデル名排気量エンジン特徴
ナイトスター975ccRevolution Max 975T軽量・コンパクト。初心者や女性にも扱いやすい
ナイトスタースペシャル975ccRevolution Max 975Tナイトスターの装備充実版
スポーツスターS1252ccRevolution Max 1250Tパワフルかつ現代的な乗りやすさを両立

ナイトスターは975ccと現行ハーレーのなかでは最もコンパクトな排気量で、重量も軽めに抑えられています。現代的な電子制御も充実しており、ハーレーらしさを感じながらも扱いやすさを重視したい方に向いています。

スポーツスターSは1252ccの水冷エンジンを搭載し、パワーと機動性のバランスが秀逸です。従来の空冷スポーツスターとは別物といっていいほど現代的な作りで、走りにこだわりたい方から高い支持を得ています。

ソフテイルとツーリング系の排気量

ソフテイルとツーリング系の排気量

ソフテイル系とツーリング系は、ハーレーの「王道」とも言えるカテゴリです。どちらもMilwaukee-Eightエンジンを搭載し、1745cc・1868cc・1923ccの3種類の排気量から選ぶことができます。

ソフテイル系

ソフテイル系はリアサスペンションをフレーム内に隠した設計で、リジッドフレームのようなクリーンなシルエットが特徴です。街乗りからショートツーリングまで幅広く対応できます。

モデル名排気量こんな方に
ソフテイルスタンダード1745ccクルーザーの定番スタイルを楽しみたい方
ストリートボブ1745ccシンプルなボバースタイルが好きな方
ファットボーイ1868cc存在感抜群の太タイヤが好きな方
ローライダー1868ccロー&ロングなスタイルが好みの方
ヘリテイジクラシック1868ccクラシックなアメリカンスタイルが好きな方
ローライダーS1923ccパワー・カスタム重視の方
ブレイクアウト1923cc個性的なロングフォークスタイルが好きな方

ツーリング系

ツーリング系は長距離走行を前提に設計されたカテゴリで、大型のフェアリング・サドルバッグ・快適なシートが標準装備されています。高速道路での巡航が得意で、泊まりがけのロングツーリングを楽しみたい方に最適です。

モデル名排気量こんな方に
ロードキング1745ccバランス重視でロングツーリングしたい方
ストリートグライド1745cc定番ツアラーに乗りたい方
ストリートグライドスペシャル1868cc装備が充実したツアラーが欲しい方
ウルトラリミテッド1868cc快適装備フル搭載で旅したい方
ストリートグライドST1923cc最大出力のツアラーが欲しい方
ロードグライドST1923ccフレームマウントフェアリングの大パワー仕様が好きな方

中古で人気の883ccと1200ccモデル

中古で人気の883ccと1200ccモデル

現行ハーレーのスポーツスター系は水冷の新世代エンジンに移行していますが、中古市場では空冷エンジンを搭載した旧スポーツスター系が今なお根強い人気を誇っています。特にアイアン883と1200ccモデルは、ハーレー入門として選ぶ方が多い定番の選択肢です。

エンジン名排気量年代主なモデル
Sportster Evolution883cc1986〜2021年アイアン883、スーパーロー など
Sportster Evolution1200cc1988〜2021年スポーツスター1200カスタム など
Evolution ビッグツイン1340cc1984〜1999年ソフテイル、ダイナ など
Twin Cam 881450cc1999〜2006年ツーリング、ソフテイル など
Twin Cam 961584cc2007〜2011年ツーリング、ソフテイル など
Twin Cam 1031690cc2012〜2017年ツーリング、ソフテイル など

アイアン883は2021年に生産が終了していますが、中古市場への流通量が豊富で、比較的手の届きやすい価格帯のものが見つかりやすいのが魅力です。「まずはハーレーの世界に入ってみたい」という初心者の方にとって、コストパフォーマンスの面でも優れた選択肢といえます。

中古車を購入する際の注意点

年式が古い中古車は、整備状況や消耗部品の交換履歴を必ず確認してください。特にハーレーは定期的なオイル交換やベルト・タイヤの点検が重要です。信頼できるハーレー正規ディーラーや専門店での購入・整備をおすすめします。最終的な購入判断は、専門家にご相談ください。

ハーレーは何ccから乗れる?免許と選び方

排気量の全体像をつかんだところで、次は「実際に乗るためには何が必要か」を整理しましょう。日本では排気量によって必要な免許が異なります。免許の取得方法・費用・期間についても具体的に解説します。さらに、あなたが初めてのハーレーとしてどの排気量を選ぶべきか、排気量別の維持費の目安についても詳しく見ていきます。

大型免許が必要な排気量の基準

大型免許が必要な排気量の基準

日本の道路交通法では、排気量が400ccを超えるバイクには大型自動二輪免許が必要です。ハーレーの主力モデルはすべて975cc以上のため、乗るためには大型免許の取得が必須となります。

免許の種類乗れる排気量ハーレーで乗れるモデル
原動機付自転車免許50cc以下なし
普通自動二輪免許(MT)400cc以下X350(353cc)のみ
大型自動二輪免許無制限ほぼすべてのモデル

大型自動二輪免許の取得方法

大型自動二輪免許は、指定の自動車教習所で取得するのが一般的です。一発試験(試験場での直接受験)という方法もありますが、合格率が非常に低いため、ほとんどの方は教習所を利用します。

大型免許の取得費用・期間の目安

  • 普通自動二輪免許(MT)所持の場合:約8〜12万円/通いで1〜2ヶ月・合宿で最短8〜10日
  • 普通自動車免許のみの場合:約13〜18万円/通いで2〜3ヶ月・合宿で最短12〜14日

上記はあくまで一般的な目安です。費用・期間は教習所や地域によって異なりますので、正確な情報は各教習所の公式サイトをご確認ください。

教習の主な内容

大型自動二輪の技能教習では、以下のような課題をクリアする必要があります。

  • 一本橋(低速でのバランス走行)
  • スラローム(パイロン間のジグザグ走行)
  • 急制動(決められた距離内での緊急ブレーキング)
  • 波状路・クランク・S字

「ハーレーに乗りたい」という明確な目標を持って教習に臨むと、モチベーションが続きやすく、短期間でスムーズに取得できる方が多いです。

普通二輪で乗れるハーレーはあるか

普通二輪で乗れるハーレーはあるか

「大型免許を取らずにハーレーに乗りたい」という方に知っておいていただきたいのが、X350(353cc)の存在です。排気量が353ccのため、普通自動二輪免許(MT)で乗ることができます。

X350はハーレーダビッドソンが中国のバイクメーカー・銭江摩托(チェンジャン)と共同開発したモデルで、コンパクトなボディにハーレーのデザインテイストを盛り込んだ一台です。

X350・X500の日本での取り扱いについて

X350およびX500(500cc)は、主にアジア市場向けに展開されているモデルです。日本国内での正規販売は現時点では限定的となっており、購入を検討される場合は最新の正規販売情報をハーレーダビッドソン公式サイトでご確認ください。また、X500は500ccのため、日本では大型自動二輪免許が必要です。「500ccだから普通二輪でいける」と誤解されやすいので注意が必要です。

現実的には、日本でハーレーに乗ろうとすると大型自動二輪免許の取得が事実上の前提となります。免許取得のハードルはありますが、「ハーレーのために大型免許を取った」という方は非常に多く、それだけの価値がある経験になるはずです。

初心者向けの排気量とおすすめ車種

初心者向けの排気量とおすすめ車種

大型免許を取得したあと、最初の一台をどう選ぶかは悩みどころです。ハーレーは車体が重く、排気量が大きくなるほど取り回しが難しくなります。初心者には975cc〜1252ccのスポーツスター系から始めることをおすすめします。

ナイトスター(975cc)【現行・新車で買える入門モデル】

2022年に登場した新世代スポーツスターで、現行ラインナップのなかで最もコンパクトで扱いやすいモデルです。車体が軽量で足つきもよく、女性ライダーや小柄な方にも支持されています。ライディングモード・トラクションコントロールといった現代的な電子制御も搭載されており、安全面でも安心です。

スポーツスターS(1252cc)【本格デビューに】

パワフルな水冷エンジンを搭載しながら、現代的な乗りやすさも兼ね備えたモデルです。「本格的なハーレーの世界に入りたい」という方に向いており、乗り始めから長く付き合える一台です。

旧スポーツスター系・中古(883cc・1200cc)【コスパ重視の入門に】

「新車にこだわらない」「まずはコストを抑えてハーレーを始めたい」という方には、中古の旧スポーツスター系もおすすめです。883ccのアイアン883や1200ccのスポーツスター1200カスタムは、中古市場に豊富に流通しており、比較的手の届きやすい価格帯で見つかります。

ハーレーの購入を検討している方には、まずディーラーの試乗イベントや教習所の大型バイクで感触を確かめることをおすすめします。実際に跨ってみると、カタログスペックでは分からない「しっくり感」がつかめます。

排気量で変わる維持費の目安

排気量で変わる維持費の目安

ハーレーを長く楽しむためには、購入費用だけでなく維持費も事前に把握しておくことが大切です。排気量が大きくなるほど車体価格・燃費・保険料なども変わってきます。

費用項目目安備考
燃費15〜20km/L排気量・走り方によって変動
年間燃料費約5〜10万円年間5,000km走行の場合の目安
軽自動車税6,000円/年251cc以上は一律
重量税約1,300〜2,500円/年車検時(2年ごと)に支払い
車検費用約5〜10万円/2年整備内容・店舗によって異なる
任意保険約3〜8万円/年年齢・等級・車体価格で大きく変動
タイヤ交換前後で約4〜8万円走行距離・タイヤによる

上記はあくまで一般的な目安です。実際の費用は車両の状態・走行距離・整備内容・加入する保険内容によって大きく異なります。購入前に正確な維持費のシミュレーションを行うことをおすすめします。具体的な費用については、ハーレーの正規ディーラーや保険代理店にご相談ください。

維持費を抑えるための3つのポイント

  • 定期的なオイル交換・点検を怠らない(故障を未然に防ぐことでトータルコストを抑えられる)
  • 任意保険は複数社を比較して最適なプランを選ぶ
  • 初心者のうちは小〜中排気量のモデルからスタートすると車体価格・維持費ともに抑えやすい

ハーレー何cc選びの総まとめ

ハーレー何cc選びの総まとめ

ハーレーは何ccなのかという疑問を入口に、現行エンジンの種類から各モデルの排気量、免許の取得方法、初心者向けの選び方、維持費の目安まで幅広く解説しました。最後に要点を整理します。

ハーレー何cc選びの要点まとめ

  • 現行ハーレーの排気量は975cc〜1923ccが主流(CVOは2212cc)
  • エンジンは水冷のRevolution Max(スポーツスター系)と空冷のMilwaukee-Eight(ソフテイル・ツーリング系)の2系統
  • 日本では400ccを超えるバイクに大型自動二輪免許が必要(普通二輪で乗れるのはX350のみ)
  • 初心者にはナイトスター(975cc)・スポーツスターS(1252cc)、中古なら旧スポーツスター883cc・1200ccがおすすめ
  • 維持費は排気量・走行距離・保険内容によって異なるため、事前のシミュレーションが大切

ハーレーは一度乗ると、その独特の鼓動感と存在感の虜になるバイクです。「免許がまだない」という方も、まずは教習所に足を運んでみてください。大型免許を取ってハーレーにまたがった瞬間の感動は、きっと忘れられない経験になるはずです。

排気量や車種選びでご不明な点があれば、ハーレーダビッドソンの正規ディーラーへの相談が一番確実です。試乗イベントなども積極的に活用して、あなたにぴったりの一台を見つけてみてください。

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